マガモとカルガモの交雑種(諏訪湖) |
為貝和弘 |
2023/11/23(木) 11:24:23 No.20231204091505 |
先日訪れた諏訪湖で水鳥を観察していたのですが、カルガモとマガモが交雑して生れたハーフの個体が割といました。
オスとメスの両方ですが、それぞれの特徴の発現も微妙に違いますね。
先生が訪れた時は、いかがでしたか?
でも、こういう個体は繁殖能力はないんでしょうね。
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1. 唐沢孝一 2023/11/24(金) 09:41:43 No.20231204091505-1
諏訪湖でのカモ類の交雑種、拝見しました。私も諏訪湖で観察しましたが、カラスの方に集中してしまい・・・、詳しくは見ませんでした。
カモ類については、昔から種間の交雑が知られていました。最近の遺伝子研究によれば、種間の違いがあまりないようです。カルガモとマガモでは遺伝子的には同種に近いのに、なぜか種が異なっているんだとか・・・。雑種でも子孫ができるので、野外にあってはさらにやっかいです。
2. 松丸一郎 2023/11/25(土) 08:23:13 No.20231204091505-2
今年(2023年)7月に千葉県船橋市の池でカルガモの親子を見かけたのですが、親鳥の胸部が褐色がかっていたので、マガモの遺伝子も持つ繁殖能力を持つ交雑個体の可能性を考えました。
3. 松丸一郎 2023/11/25(土) 08:33:08 No.20231204091505-3
千葉県柏市の公園の池でも、カルガモとマガモの交雑種を(いつでもというわけではないですが)見かける機会が多かったです。マガモとカルガモが、ヨシが生えている水際で休んでいるのをよく見るので、"出逢い"のチャンスが多い場所かもしれません。
4. 越川重治 2023/11/25(土) 18:55:00 No.20231204091505-4
11月12日の自然観察大学の自然まるごと観察会・野川公園でも題材としてお話したのですが、マガモとカルガモのDNAバーコーディングでの遺伝的な差異は0%で両者の雑種はとても起こりやすいことがわかります。ただ自然界では両者の羽色等や生息域で生殖隔離が起きていたのですが、人為的な要因によって交雑が起こりやすくなっていると考えられます。一番の要因は「アイガモ」です。1990年代に広がったアイガモ農法は農薬を使わないので環境によいとされてきましたが、使ったアイガモが逃げたりそのまま放置されて野生化していることがわかっています。「アイガモ」は大部分がマガモ×アヒルですからマガモの遺伝子を持っており渡りもしないので、カルガモと交雑しやすくなります。そのため「マルガモ」と呼ばれる交雑個体が増加していると考えられます。遺伝的な差異があまりないので「マルガモ」は繁殖能力があり問題になっています。
5. 為貝和弘 2023/12/3(日) 21:32:23 No.20231204091505-5
手賀沼でも、マガモとカルガモの交雑種と思われる個体を確認しました。
カルガモ2羽と一緒にいて、マガモの雄の特徴の顔の緑色がうっすらとでています。
6. 細川章司 2023/12/4(月) 09:15:05 No.20231204091505-6
私が時々行っている舎人公園にもカモが居ますが、純潔のカモを見つけるのが難しいほど多くが交雑種です。
そしてここのカモは非常に人馴れしており写真のような光景が良く見られます。(餌やりは禁止されていると思われるが)
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