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越川重治さんへの電子メール
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> 11月12日の自然観察大学の自然まるごと観察会・野川公園でも題材としてお話したのですが、マガモとカルガモのDNAバーコーディングでの遺伝的な差異は0%で両者の雑種はとても起こりやすいことがわかります。ただ自然界では両者の羽色等や生息域で生殖隔離が起きていたのですが、人為的な要因によって交雑が起こりやすくなっていると考えられます。一番の要因は「アイガモ」です。1990年代に広がったアイガモ農法は農薬を使わないので環境によいとされてきましたが、使ったアイガモが逃げたりそのまま放置されて野生化していることがわかっています。「アイガモ」は大部分がマガモ×アヒルですからマガモの遺伝子を持っており渡りもしないので、カルガモと交雑しやすくなります。そのため「マルガモ」と呼ばれる交雑個体が増加していると考えられます。遺伝的な差異があまりないので「マルガモ」は繁殖能力があり問題になっています。
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