都内の公園でリュウキュウサンショウクイを観察しました。 |
唐沢孝一 |
2024/2/5(月) 00:12:55 No.20240206101830 |
以前から、都内の公園でミゾゴイ、リュウキュウサンショウクイなどが見られるので話題になっていました。
2/3、スダジイの大木の枝先で、リュウキュウサンショウクイが緑色の昆虫を捕食するシーンを撮影しました。捕らえたのはバッタの仲間のようでしたが、はっきりしません。この季節に成虫越冬している昆虫で、該当するものはいるでしょうか・・・?
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1. 田仲義弘 2024/2/5(月) 07:01:03 No.20240206101830-1
サトクダマキモドキだと思います。もともとクロアナバチ・コクロアナバチの獲物として注目していました。成虫で越冬するかは確認していませんが、1月にアカメガシワの葉の上にいるのをここ数年撮影しています。リュウキュウサンショウクイの捕獲は2023/12/04が最後ですが、今年の1月にもサトクダマキモドキを捕獲したのは目撃はしています。
2. 唐沢孝一 2024/2/5(月) 10:53:03 No.20240206101830-2
田仲義弘さん、コメントと写真、有難うございました。サトクダマキモドキを捕食する写真、やはりプロは凄いですね。お蔭様で、リュウキュウサンショウクイの越冬生態の一部が見えてきました。
実は、私も同じような捕食シーンを撮ったのですが、ピンボケ(写真の上)。次のシャッターの時には、不運にも、鳥は枝の反対側に回り込んでしまい、見えません。顔がちらっと出たところを何枚か撮ったのですが・・・、フォーカスオートのため、ピンが甘くなってしまいました(写真の下の2枚)。
3. 松丸一郎 2024/2/5(月) 14:12:19 No.20240206101830-3
『サトクダマキモドキ』は体長45〜62mmと大型につき、「最近は都市公園などの緑地でもよく見られる」という『ヒメクダマキモドキ』(体長19〜23o)はいかがでしょうか。
(参考:村井貴史・伊藤ふくお著、バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑(2011年 北海道大学出版会))
ヒメクダマキモドキは、東京だと葛西臨海公園や水元公園でも見られ(画像は2014年10月12日、水元公園での撮影)、アカメガシワやクワの木に結構な数がいたりします(水元公園は遊歩道脇にあったクワが伐採されたので、低木で観察できる機会が以前よりも減ってしまいましたが)
ブログ「水元かわせみの里水辺のふれあいルーム」 2021-12-17
ヒメクダマキモドキの貴重な産卵シーンを夢見た冬
https://mkawasemi.exblog.jp/29023231/
に「ヒメクダマキモドキは、12月のような冬に入っても割と見られるものらしく、この日はバードサンクチュアリでも、木の幹や葉の上でじっとしているのを数匹見つけました。」という記述もありました。
4. 唐沢孝一 2024/2/6(火) 10:18:30 No.20240206101830-4
松丸さん、ヒメクダマキモドキの情報、有難うございました。『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』は2011年発行なので、もう13年以上前から都市公園で生息していたことになりますね。
リュウキュウサンショウクイは「昆虫食」で「樹上採餌」なので、ヒメクダマキモドキ (あるいはサトクダマキモドキなど)の成虫越冬の昆虫もしくはクモなどを捕食して冬を過ごしているかと思います。
ここで、二つの問題が出できました。
一つは、ヒメクダマキモドキ(あるいは、サトクダマキモドキ)の他に、どんな昆虫(クモ)がいるのか、いないのか・・・?
もう一つは、昨夜(2/5)から今日未明に東京地方で降った雪による影響です。我が家では、今朝9時ころに積雪5pを記録しました(写真)。この雪と寒さに、成虫での越冬昆虫が消滅してしまわないか・・・? リュウキュウサンショウクイの餌不足が懸念されます。
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