寄贈 『 「人間」ってなんですか』 (人間学研究会60周年記念エッセイ集) 工作舎  
唐沢孝一 2024/1/21(日) 16:46:12 No.20240121164612
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「人間とはなにか・・・?」を問うて60年、長年の研究を通してえられた叡智を13名の会員がつづった記念エッセイ集(標記)を寄贈していただきました。
編者の一人、佐竹幸一さんは、東京ガス百人町サービス店を経営する会社の社長であると同時に、人間学研究所専務理事、実用的人間学研究会会長であり、長年にわたり人間学研究を牽引してきました。在野にあって、文字通りの異色の研究者です。
  佐竹さんは、私にとっては、大学で動物学を専攻した同期の学友です。60年前、私どもは佐竹さんの実家に寝泊まりし、動物とは何か、人間とは何かを、あれこれ論議したことを思い出します。人間も、所詮は動物である、という意味では、動物学を学ぶものとしては、「人間」もまた研究や関心の的ではありました。しかし、人間が人間とは何かを問うことの難しさ、限界の壁にぶつかり、いつしか、それぞれの専門の狭い分野の中に閉じ籠もり、孤立し、総体として人間を捉えることから離れてしまいまいがちでした。
  しかし、佐竹さんは、その難しい壁への挑戦を諦めず、「人間とはなにか」を問い続けました。佐竹さんの研究は、私の都市鳥研究にとっても無縁ではありません。「人間とは何か」の問いは、「都会とは何か」の問いに欠かせないからです。この60年間、人間学研究会そのものも、いろんな困難な問題にぶつかり、それを乗り越え、還暦を迎えたかとおもいます。こうして、改めて「人間とは何か」を1冊にまとめて出版したことの意義は大きいものがあります。ここに出版を祝すとともに、今後の益々の活躍と発展をお祈りいたします。


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