我孫子のキンクロハジロとハシビロガモ 
為貝和弘 2023/12/22(金) 20:43:07 No.20231223190812
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手賀沼で、この両種を観察することは最近では滅多にないようです。

ハシビロガモについては、我孫子市のある場所(一般の人は立ち入り禁止)で確認していますが、数は多くありません。12/13(水)に確認した2個体は光彩の色から判断して、ペアのように思うのですがいかがでしょうか。
片方がオスとなるとエクリプスになりますが、11月に長野県で観察したハシビロガモの雄は、すでに婚姻色を呈していました。この時期でまだエクリプスということはありえるのか。またはまた交雑種ってことはないですよね。

また、12/20(水)に観察したキンクロハジロですが、私が手賀沼で見たのは初めてです。
なんかこの個体もオスにしては胴の脇が白くないし、メスにしては変な感じだし、オスのエクリプスかもと思ったのですが、いかがでしょうか。

1.  松丸一郎     2023/12/23(土) 19:08:12 No.20231223190812-1
ハシビロガモやキンクロハジロは換羽していない幼鳥が成鳥と一緒に泳いでいるのでとっても悩みどころですね。
氏原巨雄・氏原道昭著 決定版 日本のカモ識別図鑑(誠文堂新光社 2015年発行)に成鳥(生殖羽と記載)と幼鳥(幼羽と記載)の識別点がイラストで掲載されていて、ハシビロガモの幼羽はメスの嘴は橙色一色で無斑とか、生殖羽の脇の羽は丸みが強いのに対して幼羽の脇の羽はV字型に尖る(為貝さまが掲載された左上の画像はこれに当てはまりそう)など細かいところで識別ができるようです(あいにく私は図鑑を見てもついていけていませんが(苦笑))
NPO法人バードリサーチが、冬期にカモ類の性比調査を呼び掛けて、調査結果の集計報告を出されたりしていますが、
バードリサーチニュース2016年5月: 4 【活動報告】(2016年5月31日)
カモの性比調査2016報告
毎年同じ傾向を示す種と、年によって傾向が異なる種
https://db3.bird-research.jp/news/201605-no4/
「幼鳥の第一回冬羽から成鳥羽への換羽が遅いキンクロハジロやハシビロガモのような種では、調査時点で換羽していない幼鳥とメスを合わせた数がメスとして記録されており、そのような種ではオスの数が過小評価されている可能性があります。」
のように但し書きを付したうえで調査結果を公表されたりしています。(私も数回調査に参加したことがありますが、キンクロハジロはメスなのか幼鳥なのかいつも悩まされて、何回も同じ個体群をカウントしなおしを繰り返してから、これでいけるかなって思った時点で報告したことがありました(乱暴で恐れ入ります)。


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