フィールドエッセイ「旅と自然の心象スケッチ」 第1833回


子どもと一緒に見つける 『生きものさんぽ図鑑』 (永岡書店)



2021年4月10日
永岡書店より『生きものさんぽ図鑑』が発行になりました。
昨年発行された『草花さんほ図鑑』の姉妹編です。

紹介文→自然観察大学HP (岩瀬徹先生)

NPO法人自然観察大学による監修です。
昨年の11月に企画の話しがあり、12月には取り上げる生物の種類を決定
1~2月に原稿や写真、本のレイアウトなどをチェック
3月10日には入稿、印刷
そして4月10日
出版・・・

短期間に、よくもまあ、出版にこぎ着けたものだと、感心してしまいます。

本のコンセプトとしては
ポケットに入るサイズ、ちょっと散歩の時にも持ち歩ける
あるいは、散歩から帰って、今見た動物って何だろう・・・?
写真を見ながらパラパラとページをめくり、親子で調べられます。


表紙、裏表紙
ポケットに入るサイズ、散歩に持ち出せます。



見やすい写真、観察のポイント、コラムやエピソードなどを読むと
生きものを見る視点が変わってくるかもしれません。



クモ類、両生類、ハ虫類、哺乳類・・・・と広範囲をカバーしています。
いずれも、身近で観察できる生きものばかりです。


発行 永岡書店)
監修 NPO法人自然観察大学
定価 1300円(+税)
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784522438930




特徴① 動物は、種類も多いため、一冊にまとめるのは大変です。
「鳥類」だけ、「昆虫」だけ、「魚だけ」の図鑑
が中心になります。

しかし、いざ戸外に出てみると
鳥もいれば、虫も、クモも、カエルもミミズもいます。
動物全体をシロウトすれば、あれもこれも。
でも、大図鑑を何冊も持っては
歩けません。

それどころか
大図鑑には、絶滅危惧種や、北海道から沖縄の動物まで
ありとあらゆる動物が網羅されているのですが、
実際にはそんなにみられる訳がありません。
出現頻度の高い動物を厳選したものが
このさんぽ図鑑です。

家の周辺、公園や河川敷など
私たちが出かける散歩コースにいる生物、それほど多くはありません。
本書では、鳥50種、昆虫 100種、クモ・カエル・ヘビ・哺乳類など50種、合計200種を取り上げました。
これら200種、身近な生きもののほぼ8割以上をカバーしています。
また、ここで取り上げられた生きものをマスターすれば
散歩の楽しみが一気に増して
くるに違いありません。

コロナ禍にあっても
コロナ禍であれば尚更のこと
遠出ではなく、身近な自然、身近な動物、植物に注目したいものです。

既に発売中で、好評の
『草花さんほ図鑑』の姉妹編として愛用していただければ幸いです。


「唐沢孝一HP」に戻る
フィールドエッセイの目次に戻る
ご意見・感想などはこちらへhttp://www.zkk.ne.jp/karasawa/bbs1/imgbbs.cgi