フィールドエッセイ「旅と自然の心象スケッチ」 第1776回
カワセミ(4)~入れ替わってしまった雌
前回の1775回では
雄の「じゅんいち君」が、雌の「セミナさん」に求愛給餌するシーンを紹介しました。
下の写真がそのシーンです。
右上が セミナさん(♀)、左下が「じゅんいち君」(♂)です。
この2羽、時には並んで
止まっていることもありました。
左側が♀の「セミナさん」 お腹が褐色と白のマダラ模様です。
右側は♂の「じゅんいち君」
4月10日に撮影しました。
ところが
その後、「セミナさん」が姿をみせなくなりました。
声はするのですが・・・、どうしたのでしょう・・・
そして4月21日、ようやく「セミナさん」 が
姿を見せました、と思って
撮影しました。
ところが、画像をパソコンで拡大してみると
「セミナさん」とは大違いです。 下嘴は全て赤く、胸から下腹部まで濃い褐色です。
「セミナさん」がいなくなり、別の♀に入れ替わっていたのでした。
左は「セミナさん」、右は、明らかに「セミナさん」とはちがいます。
♀が入れ替わってしまいました。
♀が入れ替わってしまう、
そんなことがあるんですね、知りませんでした。
では、なぜ、♀は入れ替わってしまったのでしょうか・・・・・?
あれこれと、想像してみました。
まず最初に思ったのは・・・
♂の「じゅんいち君」は、大きな獲物をとるのが下手だったので、「セミナさん」が愛想を尽かしてしまった・・・・
奥さんが旦那に見切りをつけて飛び出してしまった、というものです。
いやいや、そうではなく、新しく現われた♀が魅力的なため
じゅんいち君が目移りしてしまったのではないか・・・、
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