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焼けイチョウ 関係の出版物
『戦災の跡をたずねて』 長崎誠三著 アクネ技術センター |
『江戸東京の自然を歩く』 唐沢孝一著 中央公論新社 |
『語り継ぐ焼けイチョウ』 唐沢孝一著 北斗出版 |
『よみがえった黒こげの イチョウ』 唐沢孝一著 大日本図書 |
語りつぐ平和の願い 千代田区 |
ヒロシマは語る 広島県原爆被害者団体協議会 |
ヒロシマの被爆建造物は語る 広島市 |
平塚の戦争遺跡 平塚博物館 |
七本の焼けイチョウ くもん出版 |
アオギリのねがい 広島平和教育研究所 |
アオギリよ芽をだせ 新日本出版 |
ひろしまのエノキ 童心社 |
百年の記憶(71) 「焼けイチョウ」 アサヒグラフ 2000年6月9日号 写真と文・唐沢孝一 (p.36-39) |
(1)大人向けの書
『戦災の跡をたずねて』 長崎誠三著 (アクネ技術センター) 1998年
20数年にわたり独自の調査により都内に残る戦災樹木や遺構を撮影。添付資料(表1〜3)の東京空襲記録、全国主要都市の被災一覧、
戦災により焼失した国宝・重要文化財は貴重。著書は1999年12月に他界されたのは残念。
『江戸東京の自然を歩く』 唐沢孝一著(中央公論新社) 1999年
生物の総合雑誌「遺伝」に連載した江戸〜東京の歴史に関連した生物誌。その中で湯島聖堂・浅草寺・善福寺などの焼けイチョウを掲載。
江戸のクジラ、トキ、ツル、アサガオ、サクラソウ小松菜、練馬大根などの動植物の歴史と自然を理解することができる。
『語り継ぐ焼けイチョウ』 唐沢孝一著 (北斗出版) 2000年
東京都内に残存する震災・戦災樹木をほぼ網羅した唐沢 の最初の著。「9章-広島・長崎そして神戸」では被爆樹木や神戸の震災樹木を取材。
実際に現地に足を運んで取材しており、現地にいって見たい人のために所在地の地図が入っているのが便利。
『焼けイチョウ』 アサヒグラフ百年の記憶(71) 2000年6月9日号 写真と文・唐沢孝一 (p.36-39)
週刊誌。20世紀を振り返っての100年の記憶の一つ。首都東京の震災や震災の歴史を樹木が語る。カラー写真5枚を掲載。
『よみがえった黒こげのイチョウ』 唐沢孝一著 (大日本図書) 2001年
小学生高学年以上。1本の黒こげのイチョウに興味をもった著者が、都内はもとより全国各地に残る被災樹木の調査をとおして、震災や戦災の
歴史をひもとくもの。添付資料の「各地に残る被災樹木」の一覧は全国の被災樹木の所在を知るのに便利である。
(2)絵本・児童書・小学生高学年向け
『アオギリのねがい』 アオギリ二世の絵本をつくる会作 (広島平和教育研究所) 1996年
絵本。アオギリ二世を育てながら、広島の被爆のことを知っていく・・・・。
『アオギリよ芽をだせ』大川悦生作・遠藤てるよ絵 (新日本出版) 1992年
小学生向け。今でも平和公園に生き続ける3本の被爆したアオギリ・・・、その種かちアオギリ二世を育てる少女をとおして平和を考える。
『ひろしまのエノキ』童心社 長崎源之助著 1995年
絵本。げんばくを受けた一本のエノキが平和へのねがいをこめてひろしまをかたる・・・。
『七本の焼けイチョウ』 日野多香子著・さいとうりな絵 (くもん出版) 唐沢孝一・解説 2001年
児童書。戦災で焼けた飛木稲荷神社のイチョウが、奇跡的に復活していく様子をとおして、戦争について考える・・・。
(3)資料集・写真等
『ヒロシマの被爆建造物は語る』被爆建造物調査会編集 ( 広島平和記念資料館発行) 1996年
被爆50周年を記念して記録された被爆建造物等の貴重な資料集。市内各所を写した写真の中に被爆した樹木が多数記録されている。
『語りつぐ平和の願い』 千代田区戦災記録集編集委員会・編 (東京都千代田区) 1997年
空襲や集団疎開など、戦中戦後の人々の生活が貴重な写真と共に記録されている。p.5「焼け野原に神田明神は残った」の写真は、
昭和20年に撮影したもので、秋葉原から神田明神の本殿とその裏の2本の焼けイチョウがはっきりと記録されている。p.160 の「国会議事堂前の
イモ畑で耕す人々の写真は食料難の時代を反映している。
『ヒロシマは語る 平和学習のために』 (広島県原爆被害者団体協議会) 1997年
爆心地からの被災樹木の距離や所在地、被災樹木の写真等が掲載されている。修学旅行などで広島を訪れる際の平和学習に便利。
『平塚の戦争遺跡』 (平塚博物館) 2001年
平塚市の戦争遺跡をまとめたもので、その中で、次の2カ所に被災樹木・電柱が載っている。
p.21-焼け残った電柱2本、p.50-慈眼寺のイチョウ・神明神社のイチョウなと。