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国の被災樹木一覧

全国各地の戦災・震災・火災等の被災樹木所在地一覧です。

都道府県(  市  )    公園や寺院名等         樹種 (本数)       被災の種類       [報告者名    報告年月日]

印→歴史的にも植物学的にも特に重要な被災樹木


秋田県

酒田市

1976年10月29日の酒田の大火の際に本間家にあった2本のタブノキが延焼を防止した。

「タブノキ1本、消防車1台」といって大事にしている。 宮脇昭著『森よ生き返れ』(大日本図書)p.45    [渡辺仁、2000年1月30日]

 


栃木県

宇都宮中央1-9-8

●イチョウ(樹齢約400年、樹高33m)、昭和20年7月12日深夜〜未明の戦災。NHKテレビで所在を放映。[賀来孝代(1999/04/10)]

 


群馬県

前橋市 八幡宮

イチョウ 八幡宮(本町2丁目)、1945年8月5日の前橋空襲で被災。[小暮市郎 2010年6月26日]

 

前橋市 諏訪神社

イチョウ 諏訪神社(城東町2丁目)のイチョウ、1945年8月5日の前橋空襲で被災。[小暮市郎 2010年6月26日]

 

前橋市 前橋市立中川小学校

●タブノキ (前橋市立中川小学校) 1945年8月5日の前橋空襲で被災。[小暮市郎 2010年6月26日]

 


茨城県

日立市

イチョウ(1本)・シイノキ(3本)・サクラ(1本),   

  第二次大戦での日立市空襲(1945/06/10)で被災, 所在地や現状については不明。[長山昌弘、2000/01/19]

 


千葉県

市川市 民家

〇ユズ 市川市新田3丁目(浮谷方)

1945年2月25日に焼夷弾で家屋が全焼し、樹木も被災した。

2000年秋に初めて実がなった。 [秋元久枝、2001/01/16]

 

船橋市 船橋大神宮

〇ケヤキ(ご神木) 船橋市宮本5丁目

戊辰戦争(1868〜69年)の際に、官軍が船橋の町に火を放った際に被災した。[青山紘一,2010/3/13]

今では、被災したケヤキと一緒に、ひこばえが大木に生長している。

 

佐倉市 民家

〇モチノキ 佐倉市下志津496 中台元吉 方

1945年2月19日に焼夷弾で被災。[松平喜美代、2010/10/29]

 12時頃佐倉市下志津方面に焼夷弾が落ち、30数軒が焼け、そのときに家は全焼した。

 

佐倉市 報恩寺

〇カキノキ 佐倉市下志津841

1945年2月19日に焼夷弾で被災。[松平喜美代、2010/10/29]


東京都

足立区、源長寺
○足立区千住仲町4-1 『源長寺』●ケヤキ [1945/04/13-14,戦災 ]
 京成千住大橋駅より徒歩5 分。通用門入って右手に焼失したケヤキの株がある。

荒川区、諏訪神社

○荒川区西日暮里3-5 『諏訪神社』イチョウ 1, スダジイ 1 〔1945/04/13-14,戦災〕
JR 西日暮里駅より徒歩5 分の台地の上にある。

板橋区、都立北園高校

○板橋区板橋4-14-1 校歌にうたわれているヒイラギの葉・・・・「柊の葉は緑なり」の歌詞

歌詞の解説文 (2004年4月-九曜会製作) より引用

昭和20年、東京大空襲で当時の府立九中は多くの焼夷弾を被爆した。さいわいさかんな消火活動によって校舎は焼け残ったが

学校の周囲は焼け野原となった。迷彩をほどこした校舎を背景に、校庭の片隅に一本の柊が立っていて、あおあおと葉をしげらせていた。

作詞者は学生たちの若い生命力と、教育の理想の姿をこの柊に託して、校歌の中に詠み込んだものと思われる。

 

江戸川区、宝積院
○江戸川区東小松川2-1-16『宝積院』イチョウ 1 [1945/03/10, 戦災]
 通用門を入って右手にある。本堂が延焼した炎でイチョウが焼けた。

大田区、磐井神社
 
○大田区大森北2-20-8『磐井神社』●イチョウ 2, スダジイ 1 [1945, 戦災 ]
 京浜急行の大森海岸駅より徒歩5 分。第一京浜道路に面した神社の神木。

大田区、新田神社
○大田区矢口1-21-23 新田神社 ●神木のケヤキ。樹齢700年の巨木。 [1945年4月の戦災] 

蒲田駅より多摩線で武蔵新田駅下車。徒歩5分。〔森北喜久馬 2001/02/15]

北区、王子神社 

○北区王子本町1-1 『王子神社』イチョウ 1 [1945/04/13, 戦災 ]
 JR王子駅の西、台地上にある。胸高周囲 5m10cm の巨木。樹齢約600 年
  昭和14年3 月に東京都天然記念物に指定。

北区、名主の滝公園


○北区王子岸町1-15『名主の滝公園』 スダジイ 3 ,ケヤキ 1 [1945/04/13,戦災 ]
  公園内の男滝の近くにある。

北区、飛鳥山

アオギリ2本。20年の空襲で焼けたが翌年に根元から芽が出て復活。中学1年の時に自宅で被災。その後、飛鳥山公園内に移植。10年ほど前に残存していることを確認したが、その後の公園工事でどうなったかは不明。〔町田浅雄、2000/2/3]

 

江東区、香取神社
○江東区亀戸3-57-22 『香取神社』●クスノキ  [S20/03/10, 戦災]
 JR亀戸駅より徒歩10分。本殿右側に焼けたクスノキ(枯死)がある。

江東区、富岡八幡宮
○江東区富岡1-20-3『富岡八幡神社』●イチョウ (5) クスノキ 2 ,トウネズミモチ 4,ヒマラヤスギ 1, スダジイ 6, モチノキ 1 [S20/03/10,戦災]
東西線門前仲町駅下車、徒歩5 分。大鳥居を入って左手にイチョウ、右手にクスノキやヒマラヤスギが被災している。本殿の周辺にも数本の焼けイチョウがある。

江東区、深川不動堂


○江東区富岡 1-17-13『深川不動堂』スダジイ 1 [S20/03/10, 戦災]
 東西線門前仲町駅下車、徒歩 3分。境内の南東角付近にある。

江東区、深川公園


○江東区富岡 1-17-13 『深川公園』イチョウ 1 [S20/03/10,戦災]
 東西線門前仲町駅下車、徒歩 3分。公園の東南の角にある。

渋谷区、鳩森八幡神


○渋谷区千駄ケ谷1-1-24 『鳩森八幡神社』 イチョウ 2 [S20/05/25 ,戦災]
JR千駄ヶ谷駅より徒歩 6分。鳥居をくぐったところと富士塚に面した歩道にある。

渋谷区、榎木神社


○渋谷区千駄ヶ谷 2-29 『榎稲荷』 エノキ 1 [1945/05/25 ,戦災]
おまん榎として親しまれてきた( 『渋谷区の歴史』) エノキは、戦災で焼け、その切株は稲荷の上の小さな小屋の中にあるという。

渋谷区、JR病院

○渋谷区代々木2-1-3『JR病院』のスダジイ [1945/05/25 ,戦災]

JR新宿駅より徒歩5分、病院の建物に北側にある。解説板あり。

 

品川区、岡田家多田公稲荷社


○品川区中延 1-4-8『岡田家(多田公稲荷社)』シイノキ [1945, 戦災]
岡田家は中延村の旧家で「椎ノ木屋敷」とも呼ばれている。推定樹齢400 年。

品川区中延1-4-8 岡田家

     中延村の旧家で「椎ノ木屋敷」とも言われた。樹齢推定400年。

幹が空洞。戦時中に空襲で爆弾の直撃を受けたという。[佐藤良徳、2000/01/16]

 

新宿区、浅沼組本社


○新宿区荒木町5 『浅沼組本社』 イチョウ 1 [1945/04/13-14, 戦災]
地下鉄丸の内線四谷三丁目駅下車徒歩5 分。津の守坂通りに面した草沼組本社ビルの前にある。

新宿区、穴八幡神社


○新宿区西早稲田2-1-11 『穴八幡神社』 イチョウ 1, サンゴジュ 1 [S20/04/13-14,戦災]
 東西線早稲田駅より徒歩 5分。穴八幡児童公園のフェンス沿いにイチョウが、本殿右手にサンゴジュ がある。

新宿区、幸國寺


○新宿区原町 2-20 『幸國寺』●イチョウ (2) , シラカシ 2, アカマツ 1 [1945/05/25,29,戦災]
 地下鉄大江戸線牛込柳町駅下車, 徒歩5 分。山門をくぐって右手の墓地内にある。

新宿区、日本出版クラブ 会館


○新宿区袋町6 『日本出版クラブ 会館』 イチョウ 1 [1945/04/13, 戦災]
 JR飯田橋駅より徒歩8 分。地蔵坂の道路に面している。

新宿区、西早稲田の民家


○新宿区西早稲田3-3-3 『 西早稲田の民家』スダジイ 1 [ 昭和52-53 年頃に火災〕
 都電早稲田駅より徒歩10分。幹は枯死し空洞化している。

新宿区、戸山公園


○新宿区戸山2 丁目 『戸山公園』 ムクノキ 1 [1945/04 , 戦災]
公園内の箱根山のふもと近くにある。

新宿区、鬼王神社


○新宿区歌舞伎町2-17-5『鬼王神社』 スダジイ 2 [1945/04,戦災]
職安通りの鬼王交差点より1 分。境内に2 本ある。

新宿区、鎧神社


○新宿区北新宿3-16-18 『鎧神社』 ●イチョウ 1 [1945/04-05, 戦災]
  JR大久保駅より徒歩10分。本殿に向かって左手にある。

新宿区、パイロットハウス


○新宿区北新宿3-22-10 『パイロットハウス』ケヤキ 2 [1945/04-05, 戦災]
 JR大久保駅より徒歩10分。3 階建てのパイロットハウス前の歩道にある。

新宿区、国際学友会


○新宿区北新宿3-22-7『国際学友会』ケヤキ 1 [1945/04-05, 戦災]
 JR大久保駅より徒歩10分。国際学友会の入り口に入って左手にある。

杉並区、釜寺


○杉並区方南2-5 『釜寺』 イチョウ 1 [1945, 戦災]
戦災で本堂が延焼した際に焼け、その後に甦った( 『杉並区史跡探訪』) 。根元から1mくらいで切られたが、枝が伸びているという。
        

墨田区、吾嬬神社

   
○墨田区立花1-1-15 『吾嬬神社』●クスノキ [S20/03/10,戦災]
  JR亀戸駅より徒歩15分。福神橋を渡って右手にある。江戸時代から「連理の楠」として有名だった。幹は枯死し、空洞になっている。

墨田区、牛島神社


○墨田区向島1-4-5 『牛島神社』スダジイ 1 [S20/03/10, 戦災]
 東武線本所吾妻橋駅より徒歩8 分。境内の撫牛の像の横にある。

墨田区、江島杉山神社


○墨田区千歳1-8-2 『江島杉山神社』●イチョウ〔大正12/09/01, 震災] [S20/03/10,戦災]  

JR両国駅西口より徒歩10分。境内の南側の道路に面している。

墨田区、榎木稲荷神社


○墨田区立川4-12-24 『榎稲荷神社』●エノキ [S20/03/10, 戦災]
 都営新宿線菊川駅下車、徒歩5 分。本殿の左手奥に枯死したエノキがある。

墨田区、飛木稲荷神社


○墨田区押上2-39-6 『飛木稲荷神社』●イチョウ 10 スダジイ 1, トネリコ 1 [S20/03/10, 戦災]

京成押上駅より徒歩 8分。本殿前に神木のイチョウがある。隣接する円通寺には大東亜戦争殉難者之碑や被災無縁仏群がある。

墨田区、第二寺島小学校


○墨田区東向島 4-30 『第二寺島小学校』●クスノキ 1 [S20/03/10, 戦災]
 東武線東向島駅より徒歩3 分。学校のシンボルとして校庭の中央にそびえる。

墨田区、復興記念館


○墨田区横網2-3-25『復興記念館』 スダジイ 1  [1923/09/01,震災]
  JR両国駅より徒歩10分。復興記念館1 階の奥に飛ばされたトタンと共に展示。

墨田区、三囲神社


○墨田区向島 2-5-15 『三囲神社』 イチョウ 1 , モッコク 1 [1945/03/10, 戦災]
 東武線本所吾妻橋駅より徒歩10分。本殿左側手前にある。

台東区、上野公園


○台東区上野公園『上野公園』スダジイ6,モチノキ1, タラヨウ2, ●イチョウ1 ,シラカシ 1,●ムクノキ4 ,トウネズミモチ 3,ソメイヨシノ 4 ( 計23) [S20/03/10, 戦災]
JR上野駅前。公園内に合計23本分散している。東京都美術館内に炭化跡の著しいイチョウがある。

台東区、上野公園


○台東区上野公園『上野東照宮』樹種不明 [1945/4/13-4/14, 戦災]
JR上野駅より徒歩5 分。荒川区の工事現場から掘り出された戦災樹木を境内の能舞台前に展示している。「戦災の証言者」という解説板がある。

台東区、国立東京博物館


○台東区上野公園 13 『国立東京博物館』 モチノキ2 ,スダジイ2,ネズミモチ 1,カエデ 1,ムクノキ 1
[S20/03/10,戦災]
JR上野駅より徒歩5 分。正門を入って右手に炭化し空洞化したたモチノキがある。

台東区、浅草寺


○台東区浅草 2-3 『浅草寺』●イチョウ 15 , アカメガシワ 1, ヤナギ 1
[ 大正 12/09/01,震災] [ S20/03/10,戦災 ]
本殿に向かい右手の交番の前および左手の五重の塔の前にイチョウがある。本殿の裏側や弁天堂( アカメガシワ) 、伝法院( イチョウ) にもある。

台東区、鳥越神社


○台東区鳥越 2-4-1 『鳥越( トリコエ) 神社』スダジイ 1 [ S20/03/10, の戦災は未確認、震災の可能性あり]
JR浅草橋駅より徒歩8 分。浅草橋三丁目交差点側の鳥居をくぐった右手に枯死したスダジイがある。折れた鳥居の石柱や狛犬などがある。

鳥居などの被害は、「戦災ではなく震災である」という指摘あり(2010年10月31日)。

 

台東区、三筋1丁目


○台東区三筋 1-13-12『三筋1丁目』●被災電柱 [ S20/03/10, 戦災 ]
 蔵前駅より徒歩6 分。3 階建てのレジデンス 宮田の角にある。本物は江戸東京博物館にあり、現地にあるのはレプリカである。

台東区、谷中墓地


○台東区上野桜木町1-4-11 『谷中墓地』 ● スダジイ 2 [S20/03/10,戦災]
JR日暮里駅より徒歩 3分。墓地内の参道に面した宇喜多家之墓の隣にスダジイの巨木がある。墓地内には空襲によって焼けた墓石が多数残っている。

千代田区、神田明神


○千代田区外神田2-16-2『神田明神』●イチョウ 5 [20/03/10,戦災]
 本殿裏側に2 本のイチョウがある。本殿手前の休憩所前にも炭化イチョウがある。

千代田区、皇居大手濠公園


○千代田区大手町1 『皇居大手濠公園』●イチョウ 1 [ 大正12/09/10, 震災] [S20/04/13 ,戦災]
東西線竹橋駅より徒歩 2分。大手濠に面している。保存のために関東大震災後にこの地に移植された。「震災イチョウ」という解説板がある。
      

千代田区、皇居東御苑

     
○千代田区1-1 『皇居東御苑』●サルスベリ 7 [S20/04/13-14, 戦災]
 二の丸庭園の最も奥の池に面して並んでいる。幹が焼けてえぐれている。

千代田区、日比谷公園


○千代田区日比谷公園『日比谷公園』イチョウ 3 [S42, 過激派による火炎瓶火災で被災]
  公園内のレストラン松本楼の前にある。1 本は「首かけイチョウ」の名で知られる。

豊島区、天祖神社


○豊島区南大塚3-49-1『天祖神社』●イチョウ 3  [S20/04/13, 戦災]
 JR大塚駅より徒歩3 分。境内に雌雄2本の大イチョウがある。解説板あり。

 

中野区、醤油屋の椎


○中野区江古田4-3-10 『醤油屋の椎』 シイ [1945, 戦災 ]
「この付近には高射砲陣地があったため、かなり激しい米軍の攻撃にあい、山崎家の椎にもその時の焦げが残っている」( 『中野史跡散歩』) とある。

中野区、正蔵院


○中野区弥生4-12-1 『正蔵院』 ●イチョウ 1 [1945, 戦災]
地下鉄丸の内線中野新橋駅下車5 分。本堂の左手にある。樹の下に戦没者慰霊と平和祈願の平和塔がある。

中野区、宝仙寺


○中野区中央2-33-3 『宝仙寺』 ●イチョウ 2 [1945/05/25, 戦災]
地下鉄丸の内線中野坂上駅下車5 分。昭和20年に大伽藍や三重塔が焼失した際に焼けた。

中野区、明治寺


○中野区沼袋2-28-20 『明治寺』  ●イチョウ 1   [1945, 戦災]
西武新宿線沼袋駅下車5 分。幹が焼けて炭化している。

文京区、観潮楼跡


○文京区千駄木1-23-4『観潮楼跡』 ●イチョウ1 [S20/01/28 ,戦災]
 地下鉄千代田線千駄木駅より徒歩5 分。森鴎外の居住跡( 現、文京区立鴎外記念図書館) の敷地内にある。

文京区、御林稲荷社


○文京区千駄木5-6 『御林稲荷社』 ●イチョウ 1 [S20/05/25, 戦災]
 地下鉄千代田線千駄木駅より徒歩10分。駒込学園手前を右に入る。

文京区、光源寺


(45)文京区/光源寺 [文京区向丘2-38-22 ] プラタナス 1,シラカシ1,サワラ sp.1 [S20/05/25, 戦災]
 地下鉄千代田線千駄木駅より徒歩12分。境内にあった樹齢約300 年の「蓬莱梅」は焼失した。駒込大観音の右手に被災したプラタナス 、シラカシなどがある。

文京区、榮松院


○文京区向丘2-35-7『榮松院』●スダジイ2 [S20/05/23, 戦災]
地下鉄千代田線千駄木駅より徒歩15分。本殿裏の墓地の奥にある。枯死した巨大な株から再生した4本が成長している。大正15年には国指定の天然記念物。

文京区、富士神社


○文京区本駒込 5-7『富士神社』●カヤノキ 1, スダジイ 4, イチョウ 2, ケヤキ 2
  [S20/02/25,戦災]
JR駒込駅下車10分。被災したご神木のカヤノキは江戸時代と同じ場所にある。     
○文京区小石川4-13-19 『善仁寺』 イチョウ 1 [S20/05/25, 戦災]
地下鉄丸の内線茗荷谷駅より徒歩10分。本堂の左側奥にある墓地の一角にある。


文京区、光円寺


○文京区小石川4-12-8 )『光円寺』●イチョウ 1 [S20/05/25,戦災]
地下鉄丸の内線茗荷谷駅より徒歩12分。江戸名所図絵にも描かれている巨木だが、幹の内部は炭化して空洞化している。

文京区、澤蔵司稲荷


○文京区小石川3-17-16 『澤蔵司稲荷』●ムクノキ 1 [S20/05/24,25,戦災]
伝通院より善光寺坂を下った左手にある。

文京区、伝通院


○文京区小石川3-14-16 『伝通院』 イチョウ 1 [S20/05/24,25,戦災]
春日通りのバス停伝通院前より1 分。門を入って右手にある。

文京区、お茶水公園


○文京区湯島 1-4『お茶水公園』 スダジイ 1 [S20/03/10, 戦災]
 JR御茶ノ水駅より徒歩3 分。湯島聖堂に隣接した公園で本郷通り側にある。

文京区、湯島聖堂
○文京区湯島 1-4-25 『湯島聖堂』●イチョウ 9 ,●スダジイ 1, カヤノキ 3, モッコク 1
[1923/09/01,震災 ] [1945/03/10, 戦災]
JR御茶ノ水駅より徒歩3 分。神農廟前に9 本の焼イチョウが並んでいる。大成殿前に被災したスダジイがある。

文京区、小石川後楽園
○文京区後楽1-6-6 『小石川後楽園』スダジイ 2, カヤノキ 2, モチノキ 2, ケヤキ 1 [1923/09/01,震災][1945 戦災]
JR水道橋駅下車 徒歩8 分。園内の丸屋近くにスダジイ、八掛堂跡の周辺にカヤノキやモチノキ、大泉水の東岸にケヤキ などが分散している。。

港区、港区芝公園
○港区芝公園 『都立芝公園内4号地』 ●イチョウ1 スダジイ1 [ S20/05/25, 戦災]
地下鉄三田線御成門駅より徒歩3 分。御成門交差点から公園に入り右側に行ったところの「伸びゆく子ども像」の前にある。

港区、芝東照宮

○港区芝公園4-8-10 『芝東照宮』 ●イチョウ 1, モチノキ 1 [ S20/05/25, 戦災]
地下鉄三田線芝公園駅より徒歩3 分。本殿下の広場にある。三代将軍家光の手植えによるもので、昭和5 年に国の天然記念物に指定。説明板あり。

港区、旧細川邸
○港区高輪 1-16-25 『旧細川邸』 スダジイ 1 [ S20/05/25,戦災]
都バス清正前より徒歩7 分。区役所高輪支所に隣接した台地の上にある。東京都指定の天然記念物。

港区、善福寺
○港区元麻布1-6-21『善福寺』●イチョウ 1 , ケヤキ 1 [ S20/05/25, 戦災]
二の橋交差点より徒歩5分。境内の墓地の一角にある。幹周り10m 以上、樹齢は推定750 年以上。国の天然記念物に指定。" 逆さイチョウ" “杖イチョウ" の名もある。

港区、氷川神社
○港区赤坂 6-10-12 『氷川神社』 ●イチョウ 2 [ S20/05/24,25,戦災]
地下鉄千代田線赤坂駅下車10分。境内中央にある。港区指定の天然記念物。

目黒区、大鳥神社
○目黒区下目黒3-1-2 『大鳥神社』 ●イチョウ 1 ,スダジイ 1 [S20/05/29,戦災]
JR目黒駅よりバスで大鳥神社前下車。本殿横にある。昭和5 年に目黒川の太鼓橋近くから移植された。

三鷹市、仙川公園
○三鷹市新川 『仙川公園』プラタナス 2 [S20/05/25, 戦災]
 バス停都立三鷹高校前下車、徒歩2 分。花壇 (アンネのバラ) の後ろにある。人見街道の食堂「つたや」前にあったものをここに移植した。

調布市、小山稲荷

ツバキ・明照院の大イチョウ (未確認)    小沢長治著『多摩の空襲と戦災』けやき出版、p.78-79

八王子市、イチョウ並木
○八王子市元本郷町追分交差点〜千人町1 丁目 『イチョウ並木』[1945/08/02,空襲]
空襲による民家が焼失した際に家側の幹が被災した。

八王子市の元本郷町の追分交差点〜千人町1丁目

、イチョウ並木、家側の幹が被災。1945年8月2日の八王子空襲で民家焼失の際に被災。 [佐藤良徳、2000/01/16]

府中市宮西町、矢島稲荷神社

大ケヤキ、天保6(1835)、安政6(1859)、昭和28(1953)年の3回にわたって火災にあい、幹の上部が炭化している。 痛手をこうむりながら、なお春には鮮やかな新芽を吹いている。〔田中健雄、2000/03/31]

府中市、矢島稲荷
○府中市宮西町4-3-2 『矢島稲荷』ケヤキ 1 [ 天保6(1835),安政6(1859),昭和28(1953)の火災で3 回被災]
相次ぐ火災により幹が空洞化していたため、戦時中には役立たない木として伐採を免れた。


神奈川県

慶応大学日吉地域にある寺院,   

イチョウ、サルスベリ、クス、ヒバ(各1本)  空襲 , [喜田美登里、2000/01/15]

 

川崎市、川崎稲毛神社

○川崎市川崎区宮本町7-7 イチョウ [1945年の空襲で被災]

樹齢1000年といわれるご神木で、戦前は県指定天然記念物。戦災で焼けたが戦後に復活し平和のシンボルとして保存されている。

 

横浜市、横浜開港記念館の中庭

○横浜市中区日本大通3 『横浜開港記念館』●タブノキ 1 [大正12/09/01, 震災]
日米和親条約(1854)の締結はこの木の近くで行われた。関東大震災で幹を焼失したが、残った根から大小10本の幹が復活し、横浜復興のシンボルとなっている。ハイネ(ペルーに随行した絵師)の描いたペルー上陸の絵に描かれている。NHK大河ドラマ「徳川契慶喜」(1998/2/1)の解説で紹介される。

横浜市、中区日本通り
○横浜市中区日本大通 『街路樹』イチョウ 7 [ 大正12/09/01, 震災]
日本大通りのイチョウ。県庁前にある一本の幹は特に被害が大きい。

平塚市  JR平塚駅北口のヤナギ
○平塚市 『平塚駅北口のヤナギ』 二代目のヤナギ [1945, 戦災]

1889年に駅が出来た時にもの。空襲で駅舎が延焼、ヤナギが被災。1956(昭和31)に枯れだしたので駅員が挿し木をして二代目が育った。『神奈川県の戦争遺跡』(1996) p.149

平塚市 、電柱とプラタナ
○平塚市追分 5-21 『電柱とプラタナス』プラタナス 2, 電柱 2 [1945 戦災]
この場所は第二海軍火薬厰高等官官舎の敷地内で、官舎が焼けた際に類焼した。 プラタナス(2) 、 平塚大空襲で被災。

 

平塚市、神明神社のイチョウ

○神明神社の神木であったイチョウは、空襲で焼け、その後、国道1号線(東海道)の拡張で伐採されたが、その一部は今でも神明神社に保存されている。平塚大空襲(昭和20年7月16〜17日未明)で被災。    『平塚の戦争遺跡』(平塚市博物館2001年)p.30より

 

平塚市、慈眼寺のイチョウ

○平塚市中原1丁目の慈眼寺のイチョウ。市内屈指の大イチョウであり、空襲の夜、ふりそそぐ焼夷弾が多数突き刺さったと言われている。平塚大空襲(昭和20年7月16〜17日未明)で被災。 『平塚の戦争遺跡』(平塚市博物館2001年)p.30より

 

平塚市、中原の民家のケヤキ

○平塚市中原2丁目の民家。何本かのケヤキの木があり、そのうちの一本は、焼夷弾のために神酒の途中から木肌が大きく裂けた状態で今に残っている。平塚大空襲(昭和20年7月16〜17日未明)で被災。 『平塚の戦争遺跡』(平塚市博物館2001年)p.30より

 


静岡県


賀茂郡松崎町31『伊那神社
○賀茂郡松崎町31『伊那神社』 イチョウ 1 [詳細不明]
県指定の天然記念物で、他の2 本とあわせて親子イチョウの名がある。本殿に面した側の幹が焼けている。本殿の火災によって被災したものかは不明。大イチョウ(樹齢1000年,目通り8m、樹高22m)、   [鈴木由香]

沼津市、島郷の松林
○沼津市島郷( トウゴウ) 『島郷の松林』クロマツ 1 [1945, 戦災]
海岸の松林にある。マツの幹に焼夷弾の破片がくい込んでいる。

浜松市、JR浜松駅
○浜松市『JR浜松駅』プラタナス 1 [1945/06/18, 戦災 ]
JR浜松駅北口の西側にある。昭和4 年に浜松駅から鍛冶町に通じる通りが完成し記念に45本が植えられた。戦災で3 本が残ったうちの一本。昭和39年に市民の木に指定。

浜松市、浜松市緑化推進センター
○浜松市『浜松市緑化推進センター』プラタナス 1 [1945/06/18, 戦災 ]
浜松駅から鍛冶町に通じる通りにあった。戦災で3 本が残ったうちの一本。昭和39年に市民の木に指定。

浜松市、浜松城公園

○浜松市 『浜松城公園』プラタナス 1 [1945/06/18, 戦災 ]
幹の中央部が焼けている。浜松駅から鍛冶町に通じる通りにあった。戦災で3 本が残ったうちの一本。

      浜松市、小田正直宅前      
○浜松市松江町1-13 『』イチョウ 1 [1945/06/18,戦災 ]
街路樹の一本。浜松大空襲により幹の西側が焼けた。 1945年6月18日0時10分からの浜松大空襲。木の西側が焼けた。      

浜松市、JR浜松駅の西

  JR浜松駅の西に1本、緑化推進センターに1本。プラタナス(昭和4年に浜松駅近くお鍛冶町の道路に45本、街路樹) 1945年6月18日に戦災し3本だけ残った。昭和39年6月に市民の木。[鈴木直之、1999/04]



京都府

京都市中京区、大火止まりの榎
○京都市中京区西木屋町四条上ル『大火止まりの榎』エノキ 1[1978/02/11, 火事で被災]
高瀬川の近くの路地にある。根元や枝のある部分の建物が類焼を免れた。天明の大火(1788)の際にもこの近くで火が止まったといわれ、この一帯を「大火とまり」という。

榎(えのき)とあるが、現地に残っている樹木を観察したところ、「ムクノキ」ではないかという疑問がでてきた。

→2010年10月27日、京都市の辻義一氏 よりムクノキであるというメールをいただいた。[2010年10月27日 辻 義一氏]

 

京都市下京区、西本願寺
○京都市下京区堀川花屋町『西本願寺』 イチョウ1 [ 天明3(1788), 元治元年(1864)の大火で被災]
二度にわたる大火の時に、どちらも門前まで類焼したがイチョウによって西本願寺は火から守られたという言い伝えがある。天明3 年には水を吹いて御影堂の延焼を防止したという。


大阪府

大阪市北区、龍王大神
○大阪市北区野崎町8 『龍王大神』 イチョウ 1 [1945の大阪大空襲の戦災]
よみうりゴルフガーデンの北西隣りの道路の真ん中に立っている。樹齢300 年以上といわれる。

大阪市中央区、末広大明神
○大阪市中央区東平1-3 『末広大明神』イチョウ 1 [1945/03 の大阪大空襲の戦災]
道路の真ん中にある。戦災で枯死したが、道路拡張のために切り倒そうとした人が急死したため、たたりを恐れて残されている。                   

大阪市中央区、街道沿い
○大阪市中央区安堂寺町2-6 『街道沿い』エンジュ 1 [1945/03 の大阪大空襲の戦災] 松屋町交差点の東250m。樹齢約650 年のエンジュで、熊野参りや伊勢参りの街道筋にそびえるので旅の目印になった。大阪大空襲の時、この樹木付近で延焼がくい止められ、東側一帯の類焼が免れたという。

大阪市西区、楠大神
○大阪市西区川口3-3 『楠大神』 クスノキ 1 [1945 戦災 ]
川口3 丁目交差点の東に200m、ダイケイの脇の交差点を北に入って一筋目の角。空襲で焼けた初代のクスノキが祠の脇に切株として残る。二代目のクスノキがある。

大阪市谷町、楠木大明神

○大阪市谷町7-1 『楠木大明神』 クスノキ 1 [1945 戦災 ]
谷町7 丁目交差点東側の道路の真ん中に立っている。戦前は神社の境内だったという。神木の楠は枯死している。

大阪市中央区、通り

大阪市中央区東平1-3。イチョウ(枯れ木)  1945年3月の大阪大空襲で被災。か道路拡幅のために切り倒そうとした人が急死し、たたりを恐れて残された。

大阪市中央区、松屋町交差点の東

大阪市中央区安堂寺町2-6。松屋町交差点の東250m、ローソンの東隣。 エンジュ(樹齢約650年)、熊野参りや伊勢参りの街道筋にそびえるので、目印になった。 1945年3月の大阪大空襲の時、猛火がこの樹のなたりでぴたりと止まったことから東側一帯が類焼を免れたという。

大阪市西区、川口3丁目交差点の東

大阪市西区川口3-3。川口3丁目交差点の東に200m、ダイケイの脇の交差点を北に入って一筋目の角。クスノキ。空襲で焼けた初代の楠はほこらの脇に切り株として残り、今は新しいクスとイチョウが並んでいる。


兵庫県

                 神戸市、兵庫図書館内              
○神戸市/兵庫図書館内[ 兵庫区駅南5-1-1] プラタナス(幹の一部) [1945/01/19, 戦災]
県民会館前( 長田楠日尾線) の歩道にあり、神戸大空襲の生き証人といわれていた。 昭和61年の電線共同溝工事に伴って伐採。幹の一部を戦災資料として展示している。

神戸市、大国公園
○ [長田区本庄 2-1] カナリーヤシ ,クスノキ [1995/01/17,神戸大震災]
震災時の火事で被災した。震災当時の写真等が展示されている。

神戸市、鷹取教会
○ [長田区海運 3-8-8] イチョウ 2 [1995/01/17, 神戸大震災]
境内にある。火を受けて樹皮が剥がれている。

神戸市、菅原通公園
○[ 長田区菅原通2-109 ] 電柱と樹木[1995/01/17,神戸大震災]
公園を取りまく樹木が延焼防止に役立った。火を受けた電柱の樹脂が溶けている。

神戸市、御蔵通公園
○ [長田区御蔵通2-10-3 ] トウカエデ 1,ケヤキ 2 など[1995/01/17,神戸大震災]
コンクリート塀の内側にあり、延焼防止に役立った。幹や枝に炭化跡がある。


広島県

広島県 『ヒロシマの被爆建造物は語る』(1996)によれば被爆樹木は市内に55個所ある。

 広島市中区、大田川左岸
○広島市中区基町14 『大田川左岸』 シダレヤナギ 1 [ 1945/08/06,被爆]
爆心地より370m。青少年センターの西側の堤防上にある。

広島市中区、中央公園自由広場
○広島市中区基町15 『中央公園自由広場』 クスノキ 1 [ 1945/08/06,被爆]
爆心地より760m。広場の中央にポツンと立っている。樹の下には広島青年会議所による記念碑「甦る楠」( 昭和55年7 月) がある。


広島市中区、広島城二の丸
○広島市中区基町21『広島城二の丸』 ユーカリ 1 [ 1945/08/06, 被爆]
爆心地より740m。橋御門を入って左手に進み、濠に面した左側にある。戦後に再生した幹の裏側にまわると、被爆して枯死した幹が残っている。


広島市中区、広島城本丸
○広島市中区基町21『広島城本丸』 クロガネモチ 3 [ 1945/08/06,被爆 ]
爆心地より910m。本丸上段の大本営跡の前にある。

広島市中区、広島城内濠
○広島市中区基町21 『広島城内濠 (北東の角) 』クスノキ 1 [ 1945/08/06, 被爆]
爆心地より1120m 。濠に面した岸辺にある。近くに被爆直後の広島城の惨状を撮影した写真が展示されている。


広島市南区、市立皆実小学校
○広島市南区皆実1-15-32 『』 シダレヤナギ 1 [ 1945/08/06,被爆]
爆心地より2160m 。爆風により幹は地上2.2mで折れている。小学生向けの解説板がある。校内には被爆二世のアオギリも植えられている。

広島市西区、市立天満小学校
○広島市西区天満町 『市立天満小学校』 プラタナス 3 [ 1945/08/06,被爆]
爆心地より1270m 。幹は焼けて内部は空洞化している。

広島市西区、市立観音小学校
○広島市西区観音本町2 丁目『市立観音小学校』 クロガネモチ 1, クスノキ [ 1945/08/06,被爆] 爆心地より1300m 離れた民家で被爆したものを移植した。原爆で幹は二つに裂け、上部は折れている。                               

広島市南区、鶴見橋
○広島市南区比治山本町『鶴見橋』 シダレヤナギ 1 [ 1945/08/06, 被爆]
 爆心地より1700m 。平和大通り東端の京橋川にかかる鶴見橋の東詰めにある。


広島市中区、縮景園

○広島市中区上はた町『縮景園』 イチョウ 1 [ 1945/08/06,原爆による火災]
爆心地より1400m 。園内東寄りの香菜園の近くにある。原爆投下から5 時間45分後 (午後2 時頃) に発生した火災により被災した。

広島市中区、平和記念公園
○広島市中区中島1 『平和記念公園』 ●アオギリ 2 [ 1945/08/06,被爆]
広島逓信病院前庭( 爆心地より1300m ) にあったものを1973年に現在地に移植した。被爆オアギリの解説板があり、多くの修学旅行生が訪れる。

広島市中区、原爆資料館内
○広島市中区中島1 『原爆資料館内』 被爆樹木の展示品 [ 1945/08/06,被爆]
焼けた松 1, 焼け跡のある孟宋竹 4 , 焼けた杉 1( 広島城本丸で被爆) , エノキ(三篠橋下流280mの左岸堤防にあり、原爆による二次火災によって被災したもの)


長崎県

長崎市坂本町、山王神社
○ [長崎市坂本町2-6-50 ] ● クスノキ 2 [ 1945/08/09,被爆]
爆心地より800m。本殿に向かって左右に1 本づづある。神社入り口の石段の右には、被爆直後のクスノキの惨状を示す写真が展示されている。


長崎市城山町、市立城山小学校

○ [長崎市城山町23-1 ]クスノキ 1,,カラスザンショウ 1 [ 1945/08/09,被爆]
爆心地より500m。裏門へ通じる平和坂の入り口に双子クスが、体育館わきの土手にカラスザンショウがある。校内には「嘉代子桜」や鳩を持つ少年「平和の像」がある。

長崎市竹の久保町、県立長崎西高等学校
○ [長崎市竹の久保町12-9] スクノキ 3 [ 1945/08/09, 被爆]
爆心地より800m。正門にいたる坂道の斜面にある。


長崎市竹の久保町、引地政則宅

○アカガシ 1 [ 1945/08/09, 被爆]
爆心地より800m。長崎西高のグランドの下の住宅地にある。爆風で樹高4mの高さで折れている。


長崎市竹の久保町、引地クニ宅

カキ 1 [ 1945/08/09, 被爆]
爆心地より800m。長崎西高のグランドの下の住宅地にある。爆心地側の幹の大部分はえぐられ、炭化している。


長崎市若草町、諫山浩司宅

カキ 2 [ 1945/08/09,被爆]
爆心地より900m。樹皮が黒く焦げている。平成6 年に樹木医により補修。このカキの実生を育て、被爆二世のカキとして平和教育に役立てている。

長崎市西北町、開稔宅
カキ 1, カシ 1 [ 1945/08/09,被爆]
爆心地より2800m 。西北町の高台の上にある。被爆したカキの幹や枝は爆心地側が炭化している。


長崎市平和町、長崎原爆資料館
○『長崎原爆資料館』 [ 1945/08/09,被爆]
熱線跡を残す孟宗竹( 被爆10年後に伐採) 、樫の木( 江平川上流で被爆、33年後に伐採した際に幹の内部から無数のガラス片を検出) 、山モミジ( 爆心地から800mの城山町で被爆、1986年に枯死し実物を展示。樹高2.5m、幹は炭化している)

深江町 、町立大野木場小学校
○イチョウ [1991/06/03, 雲仙普賢岳噴火で被災]
火砕流で校舎は焼け落ちたままだが、7年後に校庭のイチョウは緑が復活した( 朝日新聞 1998 年6 月5 日掲載)



熊本県


熊本市本丸、熊本城
○熊本市本丸1-1 『熊本城』●イチョウ [明治10(1877)の西南戦争で被災]
天守閣前の本丸広場にある。このイチョウは加藤清正が築城した当時からあったといわれ、城の別名を「銀杏城」ともいう。薩摩軍の攻撃の前々日に天守閣などが焼失した。



沖縄県


那覇市、首里城
○那覇市首里真和志町2 丁目『首里城』 ●アコウ 1 [1945/08/ 戦災]
  首里城を出たところの道路に面している。戦災で枯死したアカギ( トウカエデ科) の幹にアコウ( クワ科) が寄生して枝葉を広げて生長している。解説板がある。


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