2019年 神奈川県西部のセミの初鳴・終鳴記録 
神奈川県立山北高校 市川恵三 2019/10/21(月) 17:35:57 No.20191022095407
 サシバの渡りも終わるころとなりました。2019年の小田原市、山北町を中心とした神奈川県西部でのセミの初鳴・終鳴記録です。ある方の論文で、「セミの初鳴・終鳴」という言葉を知り、真似してみました。

 日付:左が初鳴日、右が終鳴日です。通算日数は、「日数計算サイト」を利用しました。
 6種類全部が聞けた日は、8月5日、6日、10日、13日、18日、23日、27日の7日ありました。合計日数は初鳴日、終鳴日を含みます。記載順は昨年と同じです。

  ニイニイゼミ  7月 1日− 9月 9日  71日間
  アブラゼミ   7月21日−10月 6日  77日間
  ミンミンゼミ  7月24日−10月 2日  70日間
  クマゼミ    7月21日− 9月11日  53日間
  ツクツクボウシ 7月25日−10月13日  80日間
  ヒグラシ    7月30日− 8月27日  29日間

 今年は10月を過ぎても結構聞こえていました。ただ、ヒグラシが始まりも遅く終わりも早く、去年の半分も行きませんでした。ツクツクボウシは台風19号の翌日、南足柄市矢倉沢で一生懸命鳴いていました。

1.  唐沢孝一     2019/10/22(火) 09:54:07 No.20191022095407-1
小田原市や山北町のセミの初鳴・終鳴の記録、拝見しました。地域の自然を理解する貴重な資料であり、自然誌としての価値が高いと思いました。

一般に、温度や湿度、pHといった物理化学的な計測値は、生物的な環境評価よりも精度が高く、より信頼がもてるような印象がありますが、生物(ここではセミ)を通して評価した環境は、さまざまな要因を積算して評価したものであり、地域の自然誌的価値がより高いと思います。
市川市では2016年に『市川市史 自然編』を作成しましたが、従来の市史とは視点を変えて、「都市生物」「生物主体の環境」などをキーワードに編集したことを思い出します。

それにしても、6種類のセミの鳴いている時期、期間の記録は貴重であり、これが5年、10年と積み重なった暁には、神奈川県にとっても、日本の自然にとっても意味のあるデータになるのではないでしょうか。
  だれでもできそうな調査ですが、記録に残せるかどうかは別です。貴重なデータ、有難うございました。


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